みなさまは“アロマセラピー”と聞いて思いつくことは何ですか?
「心地よい香り」「癒される」「リフレッシュされる」などの香りに対してのイメージが先に連想されると思います。
一方で「使ってみたい気持ちはあるが実際どのように使えばよいのか分からない」「難しそう」「香りの選び方が分からない」などと思われる方もいらっしゃると思います。
確かにその通りで、アロマセラピーと関わる前、ただ興味だけを持っていた時期はわたしもそのようなことを思っていました。
ですが、一歩アロマセラピーの世界に軽く足を踏み入れるだけで、だれでも簡単に日常生活に取り入れることが可能です。そちらを今回ご紹介していきます。
【オイルを使う前の注意点】
精油を準備する際、必ず確認していただきたいことがあります。
エッセンシャルオイル(精油)、アロマオイル、フレグランスオイルなどといって近年では専門のお店だけでなく、雑貨屋さんでも○○オイルを見かけるようになりました。
今回紹介させていただく中で、使用を許されるのは精油のみとなります。
そもそも精油とその他のオイルの違いですが、精油とは植物が持つ揮発性の油で、100%その油だけで成り立っているオイルですので、それぞれの植物の香りや効能を持ち、かなり濃度の高いものです。
その他のオイルは、香料やアルコール、精油などを植物油や鉱物油などで希釈したもので、ほとんどが芳香用とされているので精油とはまったくの別物とお考えください。
【バスタイムにアロマ体験1】
みなさま1日の最後には必ずお風呂に入りますよね?
湯船でゆっくり深呼吸するだけで、1日の疲れが取れるような気分になります。
また、湯船に浸かりながら考え事や瞑想をしたり、中には音楽を聴いたり、好きなことをしている方もいらっしゃるでしょう。
そんな時に+αとしてアロマの香りを漂わせてみるのはいかがでしょうか。
自分のお気に入りの香りや、その時の気分の香りを自分でセレクトするので、お風呂の空間自体が心地良い空間になります。
ここでの精油の使い方としましては、お湯を張った浴槽にそのまま精油を垂らすのは、皮膚刺激のあるものもありますのでオススメできません。
そこで、天然塩にお好きな精油を混ぜてオリジナルのバスソルトを作るという方法です。
蓋の閉まるガラス製などの容器に20~30gの天然塩を入れ、お好きな精油2種類程度、合計で4滴になるように垂らします。
1滴+3滴や2滴+2滴でも構いません。ご自分の好きな配合でお作り頂けます。
これでもうバスソルトは完成です。
使用前に、全体が混ざるように容器ごとよく振り、お湯を張った浴槽にいれよくかき混ぜてから入浴します。
お風呂場に自分の好きなアロマの香りが漂いますので、いつものお風呂タイムに比べより一層癒しの空間になること間違いないでしょう。
もし自分の好きな香りももちろん入れたいけど精油の効能も考えてブレンドしたいということであれば、こちらの精油をオススメします。
【リラックス】
ラベンダー、ベルガモット、クラリセージ、ゼラニウム、カモミール・ローマンなど
【身体を温めたいとき】
オレンジ・スイート、ローズマリー、マージョラム、イランイランなど
【気分が落ちているとき】
ローズウッド、グレープフルーツ、ジャスミン、クラリセージなど
【肩こりや腰痛が気になるとき】
ローズマリー、ジュニパー、マージョラム、クラリセージなど
例えば私の好きな組み合わせで、ラベンダー・グレープフルーツを合わせると、ラベンダー畑にいるようなお花の香りと、柑橘のグレープフルーツの甘酸っぱいようなどこか苦さもあるような香りが混ざりあい、リラックスしつつも元気がみなぎるような感覚になります。
効能も知っていればより上級の組み合わせのバスソルトが作れるかもしれませんが、まずは自分が「これだが好きだ!」「この香りが今日の気分だ」と感じた精油から使ってみるのが一番簡単で、かつ身体にも良い影響をもたらすと思います。
【バスタイムにアロマ体験2】
同じくバスタイムにお使いいただく方法として、ボディソープも自分好みの香りで作ることができます。
お風呂あがりもかすかに香りが残りますので、就寝時も良い香りに包まれながら眠ることができます。
まず用意するのが、無香料のボディシャンプー50㏄、そこに精油を3~4種類1滴ずつブレンドしていくのですが、濃度が2.5%になるように(濃度が濃すぎるために皮膚刺激が発生するのを防ぐため)、合計で25滴入れていきます。
お好きな精油で構いません。先ほどバスソルトのときに提示した精油を参考にしてもよいでしょう。
ただしこの精油入りボディソープに関しては、朝のシャワー時等にもお使いになることがあると思いますので、柑橘系の精油をブレンドした場合は朝お使いになることを控えてください。
というのは、柑橘系の精油には光感作、光毒性があり、紫外線に当たることでアレルギーが発生したり、皮膚の炎症が起きたりする場合があるからです。
今回のボディソープの場合、希釈しているのでそこまで大きなことにはならないかと思いますが、念のため使用後明るいうちに外出する予定のある場合は直前の使用を控えた方がよいでしょう。
少し難しい話になりましたが、基本的には使いたい精油で組み合わせていただくので問題ありませんので、そこまで深く考え過ぎなくて大丈夫です。
3~4種類と、先ほどのバスソルトより精油の数が増えますので、ブレンドする前に一度組み合わせたい精油を全て持ち香りを嗅いでみると、完成したときの香りが想像できます。
【免疫を高めたいとき】
ラベンダーやティーツリー
【ぐっすり眠りたいとき】
カモミール・ローマン、ベルガモット
【さっぱりしたいとき】
ローズマリーなど
ちなみに私のおすすめブレンドはベルガモット・フランキンセンス・レモングラスの組み合わせです。
ベルガモットとレモングラスの爽やかな香りとフランキンセンスの少し甘めの香りがマッチし、心も身体もすっきりさせてくれるのかよく眠れるように感じます。
この量で約1週間は持ちます。使用前には必ず振ってよく混ぜてから使ってくださいね。
【お部屋でアロマ体験1】
次は、お部屋で使用する方法です。お部屋でアロマを焚くといったら、アロマディフューザーみたいなものが必要なのでは・・・となりますよね。
もっと簡単な方法があります。
ただ持続効果やあまりに広い空間では少し物足りないことがあるかもしれませんが、マグカップ等に熱湯をはり、そこにお好きな精油を垂らすという方法です。
すごく簡単ではないですか?精油の滴数は6滴まで(体の中で無理なく代謝され、精油の蓄積もなく安全に使える量)としましょう。
また、もっと簡単な方法ですとティッシュに垂らすだけというやり方でもお部屋に簡単に香りを拡散することができます。
わざわざ専用の機械がなくても、身の回りにあるもので十分代用できますので、ぜひ試してみてください。
【お部屋でアロマ体験2】
お部屋つながりでいきますと、エアーフレッシュナーも簡単に作ることができます。
少し準備するものが増えますが、無水エタノール12㏄、ミネラルウォーターまたは精製水8㏄、精油で作れます。20㏄のスプレー付き容器にミネラルウォーター、無水エタノールを入れると60%のアルコール水ができあがるので、そこにお好きな精油3、4種類を合計16滴入れていきます。
こちらは、お好きな香りというより効能を基準にブレンドしたほうが使い勝手がよいかもしれないので、いくつかご紹介します。
【リフレッシュ:柑橘系とハーブですっきり爽やかな香り】
ブラックペッパー、ベルガモット、ペパーミント、レモン、ローズマリーなど
【質の良い睡眠:お花、樹脂系の香りの中でも少し重ためで甘みのある香り】
イランイラン、カモミール・ローマン、カモミール・ジャーマン、サンダルウッド、シダーウッド、ベンゾイン、マージョラム、ラベンダーなど
【虫よけ対策:苦味のある香りとハーブ系で虫が嫌がる香り】
ジュニパー、ゼラニウム、ペパーミント、メリッサ、レモングラスなどです。
空間はもちろん、カーテンやクッション、まくらなど用途に合わせて吹きかけてお使いいただけます。こちらも使用前は必ずよく振ってくださいね。
【自分の好きな香りを見つけてみましょう】
今回、精油を日常に取り入れる簡単な方法を4つご紹介しました。
どれか1つでもやってみたいなと思っていただけるものがあれば幸いです。
難しいことは全くありません。精油の組み合わせに決まりなどありませんし、まずは自分の好きな香りを手に取って、自分の好き香りでブレンドしていただくのが一番です。
アロマセラピーをもっと身近に感じて頂くことができたらいいなと思っております。
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